院長コラム

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花粉症の漢方治療と民間治療

花粉症の養生体操

運動療法は、体質改善法の中で欠かすことができない大切な要素です。しかし、過度な運動はかえって活性酵素やフリーラジカルといった有害な物質が増えてきて、免疫機能の低下、ガンの発生率の増加をきたすとの報告もあります。
「やせタイプ」は、あまり汗をかかないで体液の流れを良くして体を温める働きのある、気功、ヨガなどの運動法が適しています。また、水泳など体を冷やす恐れのある運動は、やせタイプには適しません。
「肥満タイプ」は、体力に応じた定期的な全身運動が大切です。まずやせるため、汗をかくような若干激しい運動が必要なのです。ジョギング、テニス、サイクリング、水泳など何でも結構です。とにかく体液の流れを良くして、エネルギーを消費しなくてはいけません。

すぐに楽になる養生気功

花粉症シーズンで、現在花粉症症状に苦しんでいる時に行う気功法です。クシャミ、鼻水などで悩んでいる時は、体の色々な部分に体液の停滞(コリ)が起こっています。その主な部分とは、首、みぞおち、お腹(特に下腹部)です。この部分をほぐすことで体全体の調子が改善する即効性があるのです。この部分をほぐす簡単な気功法を紹介しましょう。

1)首腹回転法

首とともにお腹を回すことで、首がよく伸びて首筋のコリを効率的に取ることができます。同時にお腹の中の臓器も血流も高まり花粉症に伴う首コリ、偏頭痛、鼻水などの症状が改善します。

2)みぞおちを温める

仰向けに寝た姿勢で、おへその上に両手を置きます。女性は右手が下、男性は左手が下にします。手の力を抜いた状態でゆっくり腹式呼吸をします。鼻から息を吸い、お腹を膨らまします。そして、しばらく息を止め、口から息を吐きお腹の空気を残らず吐き出します。これを4回繰り返します。

 

3)お腹のコリをとる

2)の功法と同様に仰向けに寝た状態で、手のひらをおへその下(丹田)に乗せて、口でゆっくり息を吐きながら、丹田を中心にして右回りでお腹をさすります。

 

その他の養生健康法

西式健康法は、いまから70年以上前、西勝造氏が自らの結核を治すために考え出した健康法です。体全体のバランスを整えて健康な状態を作り出そうとする考え方は、日本の代表的な養生法といえます。この健康法の中には、六大法則と呼ばれる養生法がありますが、その中でもすぐにでも取り入れられ、花粉症体質改善に効果的と思われる毛管運動、金魚運動を紹介しましょう。

1)毛管運動(肥満、やや肥満タイプ)

非常に単純な運動ですが、重力の影響を受ける手足毛細血管の血液還流を補正します。静脈系の循環やリンパの流れを改善し、全身の新陳代謝を活発にします。手足のむくみ、足の静脈瘤を伴う花粉症の人にはぜひ試して欲しい運動です。

 

 

2)金魚運動(すべてタイプ)

椎の歪みを矯正し、内臓の位置を正しくする効果があります。花粉症で起こっているみぞおちやお腹の体液の停滞(コリ)が改善されます。

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