落語を聞いて免疫力アップ

お笑い健康講座の様子

豊橋文化ホールにおいて第11回講演会「お笑い健康講座」が220名以上の参加者の中開催されました。
当日は、西田元彦医師の「笑いの医学的効能」の講演の後、豊橋落語天狗連の鶴橋減滅さんと落語協会から真打ちの柳亭燕路師匠の落語で皆様に笑ってもらいました。同時に希望者の方には、ガンやウイルスを抑える働きをするナチュラルキラー細胞（ＮＫ細胞）活性を、落語を聴く前と後に測定し、落語を聴くだけで本当に上昇するのかを調査いたしました。（結果は実験結果のコーナー参照）

柳亭燕路師匠の落語の様子【「長命」などの演目を披露】

ナチュラルキラー細胞活性の為の採血の様子

落語をライブで聴くのは初めてという方も多く見えましたが、会場中に盛んな笑い声が溢れて、皆さん満足して終了いたしました。

(実験結果報告）

＜ＮＫ細胞活性の変化について＞

ウイルスを抑える働きをするＮＫ細胞は最近では笑いによって増加するといわれています。第11回講演会「お笑い健康講座」にて希望者に、このＮＫ細胞活性を測定し、笑う前のもともとの免疫力が高いがどうか、さらに落語を聴くだけで本当に上昇するのかを調査いたしました。26名に検査をおこない落語を聴く前の値が正常値（参考値35から55％）以下の人2名、正常値の人9名、正常値以上の人15名でした。落語を聴いた後の値が、聴く前より上昇した人は２７名中１８名（約70％）

低下した人は８名（約30％）【図上】
さらにアンケートにて「腹を抱えて思い切り笑った」などの笑いを強く実感できたと回答し、 落語を聴いた後の値が聴く前より上昇した人は１３名中１１名（約85％）。
いっぽう低下した人は ２名（約15％）【図下】に上昇が認められました。