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東愛知新聞健康コラム

10/15掲載 癒しの養生学7

癒しの養生学7 (H16/10/15)

たかがカゼ、されどカゼ
皆さんの中で、カゼをひいたことがない人はいないと思います。皆さんは、カゼにかかった時どうやって治していますか。自力で治す人、CMなどでよく見る市販のカゼ薬を飲む人、病院で薬をもらう人、それぞれと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、これだけ医学が発達した現代でも、インフルエンザを除いてカゼの特効薬はなく、いわゆるカゼ薬とは一時的に症状を緩和する効果しかありません。例えば、抗生物質はカゼの初期のウイルス感染には何の効果もなく、抗生物質の使いすぎは、逆に薬が効かなくなる耐性菌を発生(最近、インフルエンザウイルス薬にも耐性菌の出現が報告されています)させ、MRSA(抗生物質が効かない細菌)の出現など社会問題にもなっています。また、鎮痛解熱剤も熱を下げることで、かえってウイルスの活動性を高め、カゼを治りにくくしているとの指摘もあります。その他、咳が出る時に咳止めを使用すると、痰の排泄を抑え症状を悪化させることもあるなど、いろいろ多くの問題をもっています。
ですから、カゼで診察にみえる方には
1、 カゼの初期には、むやみに抗生物質を飲まず、体のだるさは休養をしなさいという体のサインである。
2、 発熱は、体がウイルスの増殖を抑えるために起こしているので、むやみに解熱剤で熱を下げないこと
3、 痰や鼻水は、膿や異物を排泄するためなので、止めるより出来るだけ排出するように心がけること
などの話をして、カゼは薬が治しているのではなく、自分の力(自己治癒力)で治していること、そして、日頃から自己治癒力を高めることの大切さを説明しています。
しかし、自己治癒力の大切さを、まだまだ気付いていない人が多くいます。自己治癒力の大切さは、たまたま自分や自分の親しい人が、ガンや難病などにかかった時、始めて気付かれる人が多いように思います。
私は、カゼや胃腸炎などのいわゆる軽い病気を通じて、日頃から自己治癒力の大切さを多くの人に理解して欲しいと考えています。
たかがカゼですが、こじらせると肺炎から死に至ることもあります。皆さんがカゼをひいた時、その症状(熱、咳、鼻水)の持つ意味を考え、自己治癒力の偉大さを再認識されてはいかがでしょうか。

西田メディカルクリニック 西田 元彦

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